こんにちは。ブログ担当のOです。 先週に引き続き大雪ですね^^;
当院の庭もすでにこんな感じ。雪かき準備も万全にしております
さて、今回の健康コラムは、そけいヘルニアについて書いてみます。
そけいヘルニアは、通称「脱腸」とも呼ばれる良性の病気です。
足の付け根(鼠径部)の組織の弱くなったところから、本来おなかの中にあるべき腸の一部や腹膜が袋状に脱出してしまい、足の付け根が腫れ上がる状態です。子どもに多い病気ではありますが、高齢化に伴い成人にも非常に多く発症しています。
気恥ずかしさからか、悪化するまで放置…する方も多くいらっしゃいますが、お薬では治すことができず、完治には手術が必要です。
手術は組織の弱い部分を糸で縫ったり、ポリプロピレン製の医療用メッシュで補強します。
従来は皮膚を10㎝弱切開して手術をしていましたが、当院では腹腔鏡手術を積極的に取り入れ、身体に優しい手術を目指しています。
①従来の手術
ヘルニアの出口を糸で縫ってふさぎます。
②腹腔鏡手術
細い管の先端にカメラが付いた手術器具、腹腔鏡をつかいます。
特長(従来法との比)
■手術創が小さい
(1カ所に3mm~1㎝の小さな穴が3カ所程度)
■術後の痛みが少ない
■再発率が低い
■入院日数が短い
そけいヘルニアでお悩みの方や、そけいヘルニアと思われた方は、放置すればするほど悪化の一途をたどる病気なので早めの診察を受けられることを、おすすめします。
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