7月21日に定期開催されている老健合同勉強会が実施されました。
今回のテーマは「ポジショニング」でした。
ポジショニングの基本となる6つの極意と、他職種と連携して行った実際の症例検討を発表しました。
今回リハビリからはポジショニングの基本となる6つの極意を伝達しました。
まずは
① 頭部から足側へポジショニングを行う。ということです。
頭から、ポジショニングを行わないと身体がねじれてしまうからです。
次に
② 点ではなく面で支えます。
クッションは広い面積で身体を支えることで筋緊張が入りにくくなり、安楽な姿勢なります。
次に
③ 体軸を自然な流れにします。
体軸をまっすぐにすることで骨が突出することを防ぎ、スムーズな体位変換を行うことが出来ます。
次に
④ ポジショニングピローの深さを考えるということです。
身体の場所にあったクッションを選びどのくらい挿入すればよいかを理解していないと、逆に褥瘡の原因となってしまいます。
次に
⑤ ずれ力を処理します。
身体は重力の影響を受けて下がってしまうので、背抜きを行い、褥瘡を予防します。
最後に
⑥ 重力を利用します。
ただ、褥瘡ができないようにクッションをいれるのではなく重力を利用しすることで、拘縮を予防することができます。
勉強会後、アンケートを実施したところ
満足度は5段階で平均3.84でした。
勉強会に参加した人の感想です。
「普通の車椅子でも、背抜きの大切さを教えられた」
「ポジショニングの基本を再確認できた」
「介護と連携して行うポジショニングを行うことでいろいろな目線で考えていきたい」
今回の勉強会では特に他職種との連携の重要さを痛感させられました。専門的な知識を持っていても夜間の様子などは、介護の方でないとわからないことであり、その方が一番安楽なポジショニングかを考える上でとても重要となりました。今後はポジショニングだけでなく、様々な場面で他職種と連携をとっていく重要さを感じさせられました。
次回の合同勉強会もご参加よろしくお願いいたします。
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