痛み、出血を伴うことが多いとされています。
女性に多く認められます。
痛み、出血、痒み など
排便をコントロールし柔らかくすることと、軟膏等の保存的治療で治ることが多いですが、何度も繰り返したりすると慢性化して治癒しづらくなります。また場合によっては肛門が狭窄してしまい、手術が必要となります。治癒しにくい裂肛には、手術で傷が治りやすい形に形成します。また肛門周囲の緊張が強い場合や狭窄が認められる場合には、肛門を拡張する手術を行います。
裂肛部分を切除して、傷が治りやすい形に整えます。
肛門括約筋を少しずつ手で拡張しますが、広がり具合の調整には経験が必要です。
肛門周囲の緊張が強いときは、肛門周囲の内肛門括約筋の一部に切開を加えて、
肛門の緊張を取り正常に戻します。
皮膚弁移動術:SSG(Sliding Skin Graft)
裂肛を切除し、肛門を広げた後に外側から皮膚弁を肛門管内に移動させます。
肛門狭窄が強く認められる場合に、有効です。