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当院のリハビリテーションの特徴
当院では、一般的なリハビリだけでなく、HALや促通反復療法などの先進的なリハビリテーションも実施し、効果的、効率的な治療結果を目指します。そして、効果の検証(研究)を行い、とどまることのない専門家としての成長を図っていきます。
様々な資格を持ったスタッフが一丸となり患者様の回復を支援いたします。
▍365日のリハビリテーション提供体制
病気が発症してからできるだけ早く、かつ集中的にリハビリテーションを行うことが有効とされています。そのため理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心として土・日・祝日も含め365日行っております。
▍様々なリハビリテーションの取り組み
ロボットスーツHALの導入や川平法への取り組み等、現状に満足することなく最新のリハビリテーションに積極的に取り組んでおります。
▍生活を重視したリハビリテーション
リハビリテーションの目的は、身体機能の回復だけでなく、実際の生活をいかに取り戻すかにあると考えております。そのため病棟ではご自宅のお部屋を意識した訓練を行ったり、家屋改修が必要な方などでは、実際にご自宅を訪問し、環境整備や改修時のアドバイスなどを行なっております。
▍イブニングケアの充実
朝起きて朝食を終えるまでの時間帯、また夕食を終えて就寝するまでの時間帯、これらの時間帯に食事・排泄・更衣・整容・入浴といった日常生活を行うための重要な行為が集中しています。当院では、この時間帯のケア(イブニングケア)を重視し、起床時から就寝まで、できるだけ格差のないスタッフを病棟に配置しています。
▍切れ目のないリハビリテーション
入院だけでなく、退院後は外来でのリハビリテーションや併設施設(老人保健施設デイケア・訪問リハビリテーション・デイサービス)をご利用頂くことで、切れ目なくリハビリテーションを行うことができ、安心した自宅生活を送っていただくことが可能です。
- 対象となる方
- ・脳血管疾患 ・整形疾患 ・呼吸器疾患 ・認知症 ・神経難病 等 様々な疾患に対応します。
スタッフ
- スタッフ
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理学療法士 : 35名
作業療法士 : 21名
言語聴覚療法士 : 8名
(平成28年4月現在)
- リハビリテーション課 資格実績
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IPNFベーシックコース修了者
IPNF上級研修修了者
3学会合同呼吸療法認定士
日本整体師
DIMOCOフィットケアトレーナー
介護支援専門員(ケアマネジャー)
ストレッチポールインストラクター
地域包括ケア推進リーダー
介護予防推進リーダー
健康運動指導者
福祉住環境コーディネーター
保健学修士(基礎理学療法領域)
認知症ケア専門士
BLSプロバイダー
理学療法
寝返りから起き上がり、歩くといった、一連の動作の獲得をお手伝いします。
川平法やロボットスーツHAL・パワーリハビリテーション等様々な手段を用いて運動療法・物理療法・ADL練習を行います。
●脳血管疾患・骨折・外傷後・呼吸障害などの患者様に対するリハビリテーションを中心に行っています。特に、脳卒中又は大腿骨頚部骨折後の患者様においては、急性期病院と連携クリニカルパスを導入し、いち早く社会復帰していただけるように取り組んでいます。
●最新トレーニングツール「ロボットスーツHAL(R)福祉用」を用いたリハビリテーションを群馬で初めて導入、実施しております。立ち上がりや歩行などの動作能力の向上が認められております。
●脳血管疾患を中心として、川平法等の様々な神経筋促通手技を行って、常に仮説、実践、証明、作業で取り組み、患者様の生活の質のさらなる向上を図っています。
●退院後の生活に不安をもたれているご家族様に対しては、介助方法の検討を一緒に行ったり実際に介助に入って頂き、介助方法や自主練習を習得していただいております。また退院後のリハビリの希望や必要性がある場合は、患者様・ご家族様と話し合いを行い、外来リハビリや訪問リハビリを提案させていただき、退院後のフォローアップを行っています。
作業療法
主に、運動療法・ADL訓練・作業を通して、食事やトイレ動作など日常生活で行われる応用能力などの回復および維持・開発を目的に指導・援助を行っています。また、在宅復帰のための家屋調査や環境(人的、物理的環境)の調整、外出・外泊練習を実施し、なるべく自宅に近い状態で練習を行なうようにしています。
●脳血管疾患の患者様を中心に様々な疾患に対して評価、治療を行なっています。
●様々な作業活動を通じて日常生活の応用動作(移動動作、食事動作、更衣動作、トイレ動作など)の回復を図ります。また、必要に応じて自助具、補助具等の制作も選定。
●作業活動を通して、患者様の活動性の向上、精神面へのアプローチも行っています。
●退院前は、家屋調査等を実施し、在宅生活に向けての援助、指導、調整を積極的に実施しています。
●病棟では、定期的に病棟にてレクリエーションを実施しています。
言語聴覚療法
脳卒中や交通事故(頭部外傷)、神経疾患、認知症などが原因で、コミュニケーションや飲み込みに問題を抱えた患者様に対し、1対1で主に嚥下訓練や発声訓練を行っています。また、失語症やdysarthria(構音障害)、高次脳機能障害の患者様に対してもリハビリを行い、患者様の生活の質がよりよいものとなるようにお手伝いします。
摂食機能療法
脳血管疾患や加齢により「食べる機能」に問題を抱えた患者様に対応して、食事方法の指導やリハビリ、精密検査(嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査)を行っています。
川平法
川平法は霧島リハビリテーションセンター長の川平和美医師が開発した治療法で、主に脳卒中の麻痺に対する治療です。これまで回復されにくいとされてきた麻痺側の上下肢・手指に着目した治療とされ、現在注目されております。神経生理学をもとに、反射を用いて運動を反復することで新しい神経路の再建・強化を行い、随意運動を引き出していきます。
当院では、2012年度よりリハビリテーション科スタッフが鹿児島の霧島リハビリテーションセンターに実習に行き、川平教授に直接指導を受けてきました。現在当院の患者様にも積極的に施行し、良好な成績が認められております。
川平法の効果
通常の作業療法に加え、促通反復療法を行うことでよりリハビリテーションの効果が高くなるとされております。これと同じく、下肢も通常の理学療法に促通反復療法を加えることで回復度合いが高まると報告されています。(治療時間は同じ40分)
- 対象となる方
- 川平法は麻痺した上肢及び下肢の治療法です。主に、脳血管障害の患者様で、発症間もない方からすべての時期の患者様が対象となります。
ロボットスーツHAL (HAL : Hybrid Assistive Limb)
ロボットスーツHAL福祉用は、下肢に障害を持つ方や、脚力が弱くなった方の下肢の動きや歩行をサポートする自立支援ロボットです。
HALは、筋肉を動かそうとする脳からの信号を、皮膚表面に貼ったセンサーでキャッチします。その信号がHALのコンピューターに送られ、解析され、その信号をもとにコントロールを行い、装着した人の意思に従って動作支援を行います。また、動作を記憶し、HAL自らがパターンに合わせて動作支援を行います。
- 対象となる方
- 主に脳血管障害や脊椎損傷、神経難病によって下肢の動きや歩行に不自由を感じる方。
歩行に補助が必要となる方。
※ 装着に当たっては医師やリハビリスタッフによる判定が必要となる為、
ご相談下さい。
当院HAL使用による実績(※一部抜粋)
- 当院での運用状況
- 平成22年9月に群馬県で初めて導入。
ロボットスーツHAL福祉用講習会修了:25名(理学療法士全員)
・入院外来患者様合計37名に対して施行。(H24.1現在)
・当院HAL使用による実績 (上記表)
ボツリヌス(ボトックス)療法
ボツリヌス療法とは、脳卒中などの後遺症である筋肉の緊張(痙縮)に対する治療法です。手・足にマヒを起こすと、多くの方が筋肉の緊張により日常生活に支障が出たり、リハビリが進まなくなったりします。
ボツリヌス療法は、筋肉の緊張を起こす原因である神経の働きを抑える働きがあり、筋肉の緊張を減少させることができます。また、リハビリテーションを併用することで更に効果が増加すると言われています。
IVES(アイビス)
特殊な電流が流れて体の動きをアシストするリハビリ機器です。ほんの小さな力でもアシストが入るので、脳卒中後の方、主に手のリハビリに効果が認められています。
IVESには、親機、子機があり、子機を使用することによりご自宅でも病院と同様のリハビリを行うことが可能です。
当院では、子機の貸し出しを行っています。ご希望の方は、リハビリテーション課までお問い合わせ下さい。
バイオフィードバック骨盤底筋トレーニング
出産後や高齢化に伴い尿漏れや便漏れの症状
が出ることがあります。主な原因は、骨盤底筋
の筋力低下と言われています。骨盤底筋のトレ
ーニングは、自分では力を入れにくいため、正
しい方法で行えないことがあります。当院では、
理学療法士が医師や検査技師と協働し、超音波画像で実際の骨盤底筋を写し出しながら確実なトレーニング方法を指導します。
DST(ドライビングサポートチーム)
群馬県は公共交通機関の普及事情により、生活する上で自動車は欠かせないのが現状です。また、昔に比べ脳血管疾患の増加や、若年化が進んでおり、社会復帰のため、自動車運転再開を希望する方は増加しています。そのため、当院では教習所と連携し自動車運転再開のサポートをしています。
訪問リハビリテーション
ご自宅に当院のリハビリスタッフが伺い、ご自宅での生活様式に合わせた、起き上がる・トイレへ行く・歩く・着替えるなどの日常生活動作練習を中心に、リハビリテーションを提供させていただきます。
*その他 … 家屋改修、福祉用具などの検討にも対応させていただいております。
利用手順
介護保険の申請が必要となります。
申請を行っていない方、担当のケアマネジャーがいない方は、お気軽にお声かけ下さい。
訪問エリア
当院から車で20分以内
対応時間
9:00 〜 17:00
対応日
月曜日~土曜日(祝日がご希望の方は、お気軽にご相談下さい。)
地域健康講座
「認知症予防」「腰痛・膝痛予防」「転倒予防」など多数のテーマで講義や運動指導を地域の居場所(公民館)などに出張して実施します。多くの方にご参加いただき大変好評です。他にもご要望に応じて様々な講座が可能ですのでご希望の地域の方はお問い合わせください。
パワーリハビリテーション
無理のない範囲(軽い負荷、軽い運動)でマシンを用いた運動を実施していただいて、全身の活動性を高めていくのがパワーリハビリテーションです。
日常生活(活動)に必要な身体的パワーを増大させることによって、活動への自信・安心感をもたらして活動的な生活を再び取り戻すことを目標としております。
- 対象となる方
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・生活習慣病 ▶ 高脂血症・高血圧・糖尿病・肥満など
・骨関節疾患 ▶ 変形性骨関節症・腰痛症など
・脳神経疾患 ▶ 脳卒中片麻痺・パーキンソン病など
現在6種類のウエイトマシンがあり、患者様それぞれの症状に合わせて使い分けています。
その他のウエイトマシン
・胸と腕の筋へのトレーニング
・股を開閉する筋へのトレーニング
・腹筋の背筋へのトレーニング
お問い合わせ窓口
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9:00 ~ 17:00(日曜・祝日は除く)
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FAX(0270)65-9829