粘膜表面からある程度の深さにとどまっている早期がん等に対して行われる内視鏡治療です。これまでは、ある程度の大きさ以上の病変は内視鏡では切除できなかったのですが、近年専用の治療機器の開発等によって、より大きな病変も内視鏡で切除できるようになりました。
スネアという輪状のワイヤーをポリープ等の根元にひっかけて、病変を切除します。当院では、大腸内視鏡検査時にポリープが見つかった場合に、同日に切除術を施行することが可能です。ポリープの大きさや個数によって、1-2日の入院が必要となることもあります。
がんの早期発見に向けて、当院では最新鋭の内視鏡検査機器(EVIS LUCERA SPECTRUM NBI (Narrow Band Imaging))を導入しております。このシステムにより、特殊な光を胃や大腸の粘膜に当てることによって、早期がんや腫瘍に特徴的な血管等をより詳細に観察することが可能になったため、これまでの内視鏡検査ではほとんど不可能であったより小さな病変も見逃すことなく発見できるようになりました。
年 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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大腸内視鏡検査 | 1,237 | 1,316 | 1,412 | 1,343 | 1,512 | 1,760 |
内視鏡的大腸ポリープ切除術 | 283 | 307 | 342 | 279 | 341 | 365 |
年 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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胃内視鏡検査 | 2,918 | 3,178 | 3,280 | 3,227 | 3,754 | 3,837 |